営業研修・教育

「商品説明はできるのに、なぜ顧客は決断してくれないのか?」
「若手営業が増えるなか、自ら考え行動する当事者意識をどう育てるべきか?」
「日々の営業活動にやらされ感を感じるメンバーが多く、主体性を引き出せていない」
IT、製造業、人材、不動産、教育などのBtoB企業の営業責任者の方々から、こうした声をよく伺います。
商品の魅力や営業スキルだけでなく、「営業マインド」という土台がなければ、真の営業力は発揮できません。
競争が激化する現代のビジネス環境において、営業担当者の「マインド」こそが、持続的な成果創出の源泉となっています。
本記事では、「当事者意識と継続力を備えた」強い営業組織をつくるための営業マインド研修について、以下の観点から詳しくご紹介します。
- 一般的な営業マインド研修の内容
- 営業マインド研修が必要とされる理由
- 営業マインド研修で得られる効果とは?
- 営業マインド研修でCLF PARTNERS株式会社が選ばれる理由
- CLF PARTNERSの営業マインド研修プログラム内容
CLF PARTNERSでは、BtoB営業の現場に精通した専門家が、貴社の組織文化や課題に合わせた実践型の営業マインド研修を提供しています。
- 営業活動に対する主体性と継続力を高めたい
- 顧客インサイトを捉え、真の価値提案ができる営業チームを育てたい
- 組織全体の営業力を底上げし、持続的な成果を出せる体制を構築したい
そんな課題をお持ちの営業責任者の方は、ぜひ当社の営業マインド研修をご検討ください。
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目次
一般的な営業マインド研修の内容は?
営業マインド研修では、単なるノウハウではなく「考え方」や「意識の持ち方」を整えることが重視されます。ここでは、一般的にどのような内容が盛り込まれているのかについて解説します。
営業マインドセットの基礎理解(マインドとは何かを知る)
営業マインドセットの基礎理解は、持続的な成果を生むための出発点です。知識やスキルよりも、成果を左右するのは物事の捉え方や思考の習慣です。同じように断られた商談でも、それを「失敗」と見るか、「学び」と捉えるかで、その後の行動や結果は大きく変わります。
そのため、営業研修の初期段階では、思考や価値観を見直し、自分のマインドセットを客観的に把握することが重要です。以下は、研修で扱う具体的な内容です。
- マインド診断ワーク:営業思考パターンの自己分析
- 成功マインドマッピング:トップ営業の思考構造を視覚化
- リフレーミングトレーニング:商談の拒絶を前向きに再解釈
- 目的意識強化ワークショップ:営業活動の意義を再確認
顧客視点・顧客マインドの理解トレーニング
顧客視点や顧客マインドの理解は、営業成功の鍵となる要素です。どれだけ商品に詳しく話し上手でも、顧客の本質的なニーズや意思決定の流れを理解していなければ、的確な提案はできないからです。
例えば、顧客が「検討します」と言ったとき、その言葉の裏にある本音や状況を読み取れるかどうかで、次のアクションが大きく変わります。だからこそ、顧客の立場や思考プロセスを深く理解する力が求められます。
研修では、以下のような実践的なワークを通じて、顧客理解を深めます。
- ペルソナ分析ワークショップ:理想顧客像を多面的に設計
- カスタマージャーニーマッピング:顧客の購買プロセスを視覚化
- 真意読解トレーニング:顧客の言葉の裏にある本音を探る
- 顧客立場体験ロールプレイ:顧客視点で自社提案を体感
- 非言語コミュニケーション解読:表情や仕草から心理を読み取る
目標達成意識を高める目標設定ワーク
目標設定ワークは、営業パフォーマンスを大きく引き上げる重要な要素です。明確で挑戦的な目標がないと、営業活動は漠然とし、モチベーションや方向性が失われてしまうからです。
例えば、「売上を増やす」という曖昧な目標よりも、「3ヶ月で新規顧客5社を獲得し、売上を15%伸ばす」といった具体的な目標のほうが、行動の指針が明確になります。
自ら設定した目標に対して責任を持ち、達成までのプロセスを明確にすることが、持続的な行動と高い成果を生む原動力となります。
研修では、以下のようなワークを通じて、目標達成意識を高めていきます。
- SMART目標設計ワーク:測定可能で期限付きの具体的な目標を作成
- ビジョンボード作成:達成後の理想の姿を視覚化
- プロセス目標分解法:成果目標を日々の行動に落とし込む
- コミットメント強化セッション:目標に対する意思表明と共有
- 障害予測マッピング:想定される障害を洗い出し、事前に対策を立てる
自己肯定感・自信を強化する演習
自己肯定感や自信を育てる演習は、営業成果を持続的に高めるための土台となります。営業では断られる場面が多く、自己肯定感が低いと精神的に疲弊し、行動が止まりがちになるからです。
例えば、連続で断られたときに、「結果だけが自分の価値ではない」と前向きに捉えられるかどうかで、その後の行動に大きな差が出ます。
自分の強みや価値を理解し、内面にしっかりと根付かせることが、困難にも折れない営業力につながります。
以下のような研修プログラムを通じて、内面からの自信を育てていきます。
- 成功体験抽出ワーク:過去の経験から強みを言語化
- セルフトーク改善トレーニング:否定的な思考を前向きに変える習慣づけ
- レジリエンス強化エクササイズ:失敗や拒絶から素早く回復する力を養う
- アファメーション実践:自分を肯定する言葉をつくり、日常で活用
- フィードバック受容スキル:他者の意見を冷静に受け止め成長に変える方法
マインドコントロール技術(感情・行動を整えるトレーニング)
マインドコントロール技術の習得は、営業パフォーマンスを安定させるための重要な要素です。営業では常にプレッシャーや感情の波にさらされており、それらをうまく扱えないと、本来の力を発揮できません。
例えば、重要なプレゼン前に緊張しすぎたり、断られた後に落ち込んだり、価格交渉で焦ったりすると、冷静な判断や対応が難しくなります。自分の状態を客観的に把握し、意識的に整える力があれば、どんな場面でも安定した成果が出せるようになります。
研修では、以下のような内容を通じて、感情とパフォーマンスをコントロールするスキルを身につけます。
- ピークパフォーマンス状態分析:自分が最高の成果を出せる心理状態を明確化
- ストレス管理マスタリー:営業特有のストレスをコントロールする心理テクニック
- 感情リセット法:ネガティブな感情をすばやく切り替える具体的な方法
- 集中力最適化トレーニング:大事な場面でベストな集中力を発揮する技術
- 自己暗示活用法:自信や集中力を高める効果的な自己暗示の言葉と使い方
営業マインド研修が必要とされる理由
営業マインド研修は、単なる知識やスキルを教える場ではなく、「なぜ働くのか」「どのように顧客と向き合うか」といった内面的な成長を促す教育です。
とくに変化の激しい現代においては、営業活動における“考え方”が成果の持続性を左右すると言っても過言ではありません。
本章では、営業マインド研修を導入することで得られる具体的な効果を、公的調査データも踏まえてご紹介します。
成果を出し続けるにはスキルだけでは不十分
持続的な営業成果を生み出すには、スキルだけでは明らかに不十分です。なぜなら、営業活動の成否は技術的側面だけでなく、心理的・精神的要素に大きく左右されるからです。
例えば、同じトーク術や商品知識を持つ営業パーソンでも、困難に直面したときの捉え方や、拒絶への対応、自己効力感の違いによって、長期的な成果には大きな差が生じます。
実際に、営業成績トップの社員は、優れたスキルを持つことはもちろん、以下のようなマインド面での強さを共通して持っています。
- 顧客の立場で考える姿勢
- 失敗を学びに変える思考法
- 目標への揺るぎない信念
- 困難を乗り越える粘り強さ
- 自己成長への飽くなき探求心
したがって、営業組織の真の競争力を高めるには、表面的なスキルトレーニングだけでなく、根本的なマインドセットの変革が不可欠なのです。
顧客マインドを理解し、深く共感する力が重要
営業で成果を上げるには、商品知識だけでなく、顧客の背景や価値観を理解し、共感する姿勢が欠かせません。
表面的な要望ではなく、その裏にある「本当の動機」や「感情の揺らぎ」に気づける営業こそが、信頼を得て長期的な関係を築けます。
日本生産性本部の「働く人の意識調査」では、企業理念への共感がエンゲージメントに大きく影響するとされ、理念を体現する社員ほど周囲に良い影響を与える傾向があります。
これは、社内で培われた共感力が、顧客との関係にも良い影響をもたらすことを示しているといえるでしょう。
営業マインド研修では、顧客視点や傾聴姿勢を育み、共感力を備えた営業の土台を築きます。その結果、表層的なニーズだけでなく、顧客の真の課題に寄り添った提案が可能となります。
参考:【調査データ】第14回働く人の意識調査 日本生産性本部調べ
市場環境の変化に柔軟に対応するための基盤になる
今日のビジネス環境は、テクノロジーの進化、消費者ニーズの多様化、グローバル競争などにより、かつてないほどの速さで変化しています。こうした市場環境の変化に柔軟に対応するためには、スキルや戦略だけでなく、それを受け止めて前進できる“マインドセット”が不可欠です。
経済産業省がまとめた「人材版伊藤レポート2.0」では、「これからの企業競争力は“資本”ではなく“人材”にかかっている」と明言されています。
変化に対応できる組織を構築するには、社員一人ひとりが自律的に学び、環境の変化に前向きに適応するマインドを持つことが求められているのです。
営業マインド研修は、こうした変化に対する心理的柔軟性(レジリエンス)や学習意欲、自己変革力を高める土台となります。
不確実性の高い市場においても、現場が機敏に動き続けられる“しなやかさ”を備えた組織づくりに貢献するのです。
営業マインド研修で得られる効果とは?
営業マインドを整えることで、個人の意識や行動が変わるだけでなく、組織全体の成果にも大きな影響を与えます。具体的にどんな効果が得られるのかについて解説します。
営業活動に対する主体性・継続力の向上
営業マインド研修の最大の効果は、営業担当者の主体性と継続力の向上です。というのも、マインドの土台を整えることで、「やらされる営業」から「自ら考えて動く営業」へと意識が変化するからです。
例えば、目的意識を持って行動するようになれば、アポ獲得や提案準備にも前向きに取り組めるようになります。
また、成果が出ない時期でも自分なりに改善点を探し、継続的に挑戦し続ける姿勢が育ちます。したがって、営業マインド研修は、日々の行動レベルに変化をもたらし、持続的な成果につながる基盤を築く施策といえます。
顧客理解と関係構築力の強化
営業マインド研修の大きな効果は、顧客理解と関係構築力の強化です。営業に必要なのは商品説明力だけでなく、相手の感情や価値観に共感し、信頼関係を築く力だからです。
例えば、研修を通じて傾聴姿勢や共感の重要性を学ぶことで、顧客の真の課題を引き出し、より的確な提案につなげることができます。
さらに、こうした姿勢はリピートや紹介にもつながりやすく、営業成果を安定させる基盤となります。したがって、顧客視点を養うマインド研修は、営業力の本質を強化する有効な手段といえるでしょう。
組織全体の営業力底上げへの波及効果
営業マインド研修には、個人だけでなく組織全体の営業力を底上げする効果があります。意欲的なメンバーの行動は、周囲に良い影響を与え、チーム全体の意識や風土にも波及するからです。
例えば、自ら学び行動する社員が増えることで、情報共有や支援が活発になり、営業現場に前向きな連鎖が生まれます。
さらに、研修で得た気づきがナレッジとして共有されることで、組織全体の底力が高まります。したがって、営業マインド研修はチーム全体を強くする起点となる施策といえるでしょう。
営業マインド研修でCLF PARTNERS株式会社が選ばれる理由
数ある研修会社の中から、CLF PARTNERSが選ばれる理由について解説します。
現場起点で営業マインドを育成し、営業への苦手意識を払拭
CLF PARTNERS株式会社の営業マインド研修が多くの企業に選ばれる最大の理由は、「現場起点」にこだわった実践アプローチにより、営業への苦手意識を着実に払拭できる点にあります。
実際の商談現場で即活用できる「成果につながるマインドセット」の育成に重点を置いているためです。
例えば、累計350社を超える支援実績から得た実践知を活かし、受講者の不安や苦手意識に正面から向き合い、それらを一つずつ解消するプロセスを研修に組み込んでいます。
具体的な内容
- 受講者自身の商談を題材にしたロールプレイング
- 成功している営業パーソンの思考パターンを可視化するワーク
- 失敗を恐れず挑戦できるマインドの構築法
- 実際の現場での伴走型フォローによる自信の定着
このように、実践を重ねながら成長を支える研修によって、「営業が怖い」という意識は「営業が楽しい」へと変わり、自信を持って顧客に向き合える営業人材を育成しています。
マインド浸透に不可欠な「当事者意識」を高める仕掛け
CLF PARTNERS株式会社の営業マインド研修の最大の強みは、受講者の「当事者意識」を高める独自の仕掛けにあります。営業マインドは「やらされ感」では育たず、自ら気づき、動こうとする内発的な動機づけが不可欠だからです。
たとえば、研修前から自社の営業課題を分析したり、自分の営業スタイルを客観的に見直したりする課題を通じて、問題を「自分ごと」として捉えられるよう設計されています。
具体的な仕掛け
- 「自己課題発見シート」による自己分析
- 成功・失敗事例を受講者自身が持ち寄る参加型設計
- チーム内での課題共有による組織的な問題意識の醸成
- 行動変容に向けたコミットメントの宣言と共有
CLF PARTNERSでは「4:2:4の法則」に基づき、準備段階から当事者意識を引き出すことで、研修の効果を最大化し、持続可能な行動変容へとつなげています。
貴社の営業文化や組織風土に合わせてマインド育成ができる
CLF PARTNERS株式会社の営業マインド研修が高く評価されているのは、企業ごとの営業文化や組織風土に完全にフィットしたカスタマイズ設計にあるからです。
営業マインドを定着させるには、業界や組織の特性に合ったアプローチが不可欠です。例えば、IT業界と製造業では営業スタイルが異なり、ベンチャーと大企業でも価値観は大きく変わります。
CLF PARTNERSでは、事前の綿密なヒアリングと現状分析を通じて、貴社固有の課題に応じた最適なプログラムを設計します。
具体的な取り組み
- 営業プロセスに即したカスタムカリキュラムの設計
- 業界特性を反映したリアルなケーススタディの開発
- 組織文化に合わせた言語や価値観の最適化
既存の営業スタイルを活かした段階的な改善
このように、画一的な研修ではなく、貴社の実情に深く寄り添うことで、研修内容が現場に根付き、実効性のあるマインド育成が可能になるのです。
CLF PARTNERSの営業マインド研修プログラム内容
CLF PARTNERSが提供する営業マインド研修は、実践的かつ成果に直結する構成となっています。具体的なプログラムの内容について解説します。
研修目的
営業担当者が短期的な成果だけでなく、長期的に信頼され続ける営業マインドを確立することを目的としています。
単なるスキル習得に留まらず、目標に向かう粘り強さ、顧客理解を基盤にした提案姿勢、主体的に行動する当事者意識を養成し、持続的な成果を生み出せる営業組織づくりを支援します。
研修概要
CLF PARTNERSの営業マインド研修では、座学だけに頼らず、ワーク・ロールプレイ・現場支援を組み合わせ、営業パーソン一人ひとりの意識と行動を変革します。
また、事前準備から研修後の伴走支援まで、「4:2:4の法則」に基づき成果に直結する設計を行います。
研修のゴール
CLF PARTNERSの研修のゴールは以下の通りです。
- 目標達成に向けて自律的に行動できる営業マインドを身につける
- 顧客インサイトを捉え、共感に基づく提案行動ができるようになる
- 営業活動における当事者意識・主体性を強化し、チーム全体の底上げに貢献できる
- 困難な状況下でも前向きにやり抜く力(GRIT)を養成する
研修プログラム
CLF PARTNERSが提供する研修プログラムの内容は、以下の通りです。
プログラム名 | 内容 |
---|---|
営業マインドの本質理解 | ・成果を生み出す営業パーソンに共通する思考と行動とは? ・「やらされ営業」から「自ら動く営業」へ変わるために |
目標達成へのコミットメント強化 | ・モチベーションを内発的に引き出す自己目標設定ワーク ・逆境でも折れない「やり抜く力」を鍛える |
顧客インサイト理解と提案行動強化 | ・顧客マインドを捉えるためのリスニング&クエスチョニング ・顧客起点で提案のストーリーを組み立てる実践演習 |
営業現場で主体的に動くための行動設計 | ・自分の課題を自覚し、行動変容のプランを策定 ・実践シミュレーションとフィードバックで行動力を定着させる |
※上記プログラムは一例です。貴社の課題や業界特性に応じて柔軟にカスタマイズ可能です。
まとめ
本記事では、当事者意識と継続力を高める営業マインド研修について、その必要性から具体的な研修内容・効果まで体系的に解説しました。
営業における持続的な成功のポイントは、テクニックや商品知識だけでなく、顧客と向き合う姿勢や困難を乗り越える精神力といった「営業マインド」にあります。
そのためには、顧客視点に立って考える力や、失敗から学び続ける思考法、そして自ら主体的に行動する当事者意識を身につけることが不可欠です。
営業マインド研修の導入により、営業活動に対する主体性・継続力の向上や顧客理解と関係構築力の強化、組織全体の営業力底上げといった効果が期待できます。
CLF PARTNERSの営業マインド研修は、累計350社・3,000人以上の支援実績から得た生きたノウハウを活かし、「4:2:4の法則」に基づく事前準備と研修後の伴走型フォローアップを組み合わせた、現場で確実に根付くマインドを育成するプログラムです。
営業組織のマインドを本質から変革し、持続的な成果を創出できる強固なチームを構築したい方は、ぜひCLF PARTNERSの研修導入をご検討ください。
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この記事の監修者

CLF PARTNERS株式会社
代表取締役社長 松下 和誉
大学卒業後、大手総合系コンサルティングファームに入社。最年少で営業マネジャーに就任。中小企業から大手企業まで幅広くコンサルティング業務を実施。また、文部科学省からの依頼を受け、再生機構と共に地方の学校再生業務にも従事。 その後、米Digital Equipment Corporation(現ヒューレットパッカード)の教育部門がスピンアウトした世界9ヵ国展開企業のJAPAN営業部長代行として国内の最高売上に貢献。 現在は関連会社12社の経営参画と支援を中心に、グループの軸となるCLF PARTNERS㈱ではVC出資ベンチャー企業、大企業の新規事業の支援に従事
公式Xアカウント:https://x.com/clf_km