営業メールの書き分け術|社長・部長・担当者に刺さる文面をAI×プロ視点で解説

「苦労してリストアップした企業にメールを送っても、返信はゼロ…」
「社長、部長、担当者、誰に送ればいいか分からず、結局全員同じ文面を送っている」 

リスト作成まではできたものの、そこから先のアポイント獲得に課題を抱える営業担当者は少なくありません。

アポが取れない最大の原因は、「相手の役職に合わせて言葉を変えていないこと」です。

AIは論理的な文章作成は得意ですが、感情に刺さる泥臭さは苦手。そこでAIのスピードに、プロの「心を動かす書き分けロジック」を掛け合わせれば、社長・部長・担当者それぞれの本音に刺さるアプローチメールを、短時間で作れます。

この記事では、累計350社・3,000人以上の営業パーソンを支援してきた当社代表が、前回作成した「製造業リスト」を元に、見積支援システムを売り込むための「役職別アプローチ」を実践解説。

AIが生成した文面にプロの添削を加え、「AI×プロ」の視点で実務に通用する文面作成ノウハウを公開します。

また、CLF PARTNERS株式会社では、営業現場に精通したコンサルタントが、貴社に最適なAI活用方法をご提案しています。 月5社限定で営業組織の課題診断+改善策提案(60分無料)も実施中です。

リスト作成からアポ獲得まで、貴社の営業プロセス全体の「仕組み化」について、具体的な改善策をご提案します。
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なぜ、同じメールでは「3人の決裁者」を突破できないのか?

同一のメールを一斉送信しても反応がない最大の理由は、役職ごとに「解決したい課題」と「評価指標」が根本的に異なるためです。

BtoB営業において、購買決定には複数の人物が関与するDMU(Decision Making Unit)の攻略が必須となります。しかし、彼らの関心事は以下の通りバラバラです。

なぜ、同じメールでは「3人の決裁者」を突破できないのか?

例えば、現場担当者に「経営リスクの回避」を訴えても響かず、逆に社長へ「入力作業が楽になる」と伝えても決裁には至りません。

相手の立場に合わせてメリットを翻訳し、適切な「言葉のフック」を用意することが、アポ獲得の第一歩です。

また、強い営業組織をどのように作るのか。 当社CLF PARTNERSの「支援実績」や「具体的な取り組み内容」をまとめたサービス資料をご用意しました。組織課題の解決に向けたヒントとして、ぜひご覧ください。
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【検証の前提】ターゲットは「接点ゼロ」の企業。3つのルートで攻略

本記事では、リスト作成直後の「接点ゼロ」の状態から、ターゲット企業を多層的に攻略するシチュエーションを想定します。

実際の営業現場において、初期段階で「誰がキーマンか」まで判明しているケースは稀です。そのため、基本的には企業の問い合わせフォームや、代表アドレス(info@等)へのアプローチが起点となります。

ここで紹介するアプローチは、メールやフォーム送信に限らず、テレアポ等の電話営業にも応用が可能です。

「どこから攻めるか決まっていない」状態だからこそ、以下の3つのルートすべてに対応できる準備をしておくことが、アポ獲得の確率を最大化させます。

1. トップダウン・ルート(対 社長)

まずは、企業のトップである社長(代表取締役)に向けたアプローチです。企業HPなどで代表者名を確認し、フォームや代表アドレスから「代表取締役 〇〇様」と名指しで送付します。

このルートの目的は、必ずしも社長との直接商談ではありません。経営視点で興味を惹き、トップから担当役員や部長へ「これ、良さそうだから聞いてみて」と指示を出してもらうことが最大のゴールです。

宛先・方法企業HPで公開されている代表者名を特定し、「代表取締役 〇〇様」宛に送付
狙い経営課題(利益、存続、承継)に訴求し、トップダウンでの検討指示を引き出す
ハードル受付のブロックが堅い。「売り込み」と判断されれば即座に破棄されるため、経営者にとって有益な情報に見せる工夫が必須

2. ミドル・ルート(対 部長・管理者)

次に、現場の責任者である部長や管理者層(工場長、製造部長など)へのアプローチです。「製造部門の責任者様」のように役職を指定し、info@や代表電話を通じてコンタクトを図ります。

この層は、決裁権と現場の課題感の両方を併せ持っているため、最も商談化しやすいキーマンと言えます。現場のオペレーションを理解しつつ、組織全体の効率化やコスト削減にも関心が高いため、双方の視点から訴求できる点が強みです。

宛先・方法「経理部門の責任者様」「工場長様」など、役職や役割を指定してアプローチ
狙い現場の痛みと管理者の責任(コスト・リスク)の双方を刺激し、実務的な決定権者に直接響かせる
ハードル個人名が不明なため、件名で「迷惑メール」と判断されるリスクが高い。開封させるためには、営業色を消し「業務連絡」のような重要性を演出する必要がある。

3. ボトムアップ・ルート(対 現場担当者)

最後は、実務を行う現場担当者へのアプローチです。問い合わせフォーム等から「経理ご担当者様」宛に送付し、現場の課題に寄り添います。

狙いは、現場の「痛み(面倒な作業や残業)」に共感し、まずは資料請求などを通じて社内での味方(推奨者)を作ることです。

決裁権を持たないため即導入には繋がりませんが、現場から「このツールを使いたい」という声を上げてもらうための土台作りとなります。

宛先・方法問い合わせフォームや代表電話から、「〇〇業務のご担当者様」宛に連絡
狙い「面倒な作業」への共感を入り口にし、まずは現場の味方を作る
ハードル担当者が気に入っても、決裁権がないため導入即決には至らない。アポ獲得時には、担当者が上司を説得するための「稟議材料」を渡しておく配慮が必要

【実演】AIに「社長・部長・担当者」の視点で書き分けさせメールをプロが添削

ここからは、前回のコラムで作成した「製造業の企業リスト」をもとに、実際にGeminiを活用して3つの視点でアプローチメールを作成します。

本項では以下の手順で「最強のメール」を完成させます。

  1. AIによるドラフト作成:各役職の役割(ペルソナ)を定義し、ベースとなる文面を出力
  2. プロによる添削:営業の現場視点で「刺さる言葉」を加え、ブラッシュアップ

実演にあたり、具体的な商材とターゲット企業の課題仮説を以下のように設定しました。

自社商材とターゲット設定

  • 自社商材: 製造業特化型・見積支援SFA (過去の図面・見積データをAIが検索し、「ベテランの経験と勘」を標準化するツール)
  • ターゲット企業: 従業員100〜300名規模の金属加工・機械メーカー。
  • 課題(仮説): 「一品モノ(特注品)」の注文が多く、見積もり作成に膨大な時間がかかっている。また、正確な原価計算ができるのがベテラン社員に限られており、若手が育たず技術承継に不安がある。

パターン1:対「社長・経営層」へのアプローチ

▼使用するプロンプト

# 役割
B2B営業のプロとして、製造業の「社長」に向けたアポ打診メールを作成してください。

# ターゲット情報(リストより入力)
* 企業名:[企業名]
* 企業URL:[URL]
* 代表者名:[氏名](※わかる場合)
* 推測される現場課題:[課題を入力]

# 商材
製造業向け・見積支援SFA(過去の図面・見積もりをAI検索し、作成を効率化するツール)

# 書き方の指示(重要)
社長は「会社全体の利益」と「リスク」を重視します。
単なる効率化だけでなく、以下の要素を必ず文章に盛り込んでください。
1. **課題の指摘**:[現場課題]にある「属人化」が、将来の「技術承継」や「経営リスク」になり得る点。
2. **解決策**:ベテランの勘を資産化することで、「利益率」が安定する点。

# 制約事項(形式・マナー)
1. **宛名**:会社名は正式名称で記載。「会社名 役職名 氏名 様」で行を分ける。
2. **クロージング**:「15分ほど」とハードルを下げて面談を打診。
   – 具体的な日程候補を3つ提示(〇月〇日(曜)時間~)。
   – 代替案として「資料送付だけでも可能」と添える。
3. **文字数**:400文字以内。

出力結果

件名:【ご提案】見積業務の脱・属人化による、技術承継と利益率の安定化について

株式会社〇〇 代表取締役社長〇〇 〇様

突然のご連絡失礼いたします。[自社名]の[氏名]と申します。 貴社の高度な精密板金技術と、多品種変量生産への対応力に深く感銘を受けております。

一方で、高度な個別受注生産においては、見積積算業務が特定のベテランや設計者の「経験」に依存しがちです。 この「属人化」は、受注前の設計負荷を高めるだけでなく、将来の技術承継を阻む重大な経営リスクにもなり得ます。

弊社のAI見積支援ツールは、過去の図面や見積データを「会社の資産」として活用し、個人の経験に頼らない高精度な積算を可能にします。 ベテランの「勘」を「形式知」に変えることで業務を標準化し、全社的な利益率の安定化に貢献いたします。

つきましては、貴社のDX推進に資する情報を、15分ほどでご共有できれば幸いです。

■日程候補 ・2月5日(木) 11:00~ ・2月6日(金) 14:00~ ・2月9日(月) 10:00~

もしお時間が難しい場合は、資料送付だけでも構いません。 ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

プロの添削結果

「属人化」や「技術承継」という言葉は優等生すぎて、社長の「生々しい悩み」に刺さりきっていません。

社長のリアルな恐怖は、ベテランの勘に頼ることで起きる「利益率のブレ(=赤字リスク)」と「値決め根拠のブラックボックス化」です。ここを突きましょう。

また、多忙な社長の時間を奪うのではなく、「担当役員を紹介してもらう(トスアップ)」形に変えるのが鉄則です。

修正ポイント

1. 「属人化」を「経営リスク」へ変換

社長にとって「業務が属人化している」だけでは、ただの現場の課題です。しかし、以下のように変換すると「経営課題」になります。

  • Before: ベテランしか見積もりができない。
  • After: ベテランの頭の中にしか正解がないため、「なぜこの金額なのか?」を顧客に論理的に説明できず、値上げ交渉ができない。若手に任せると赤字受注になるリスクがある。

2. アポのハードルを下げる

社長に「15分ください」と言うと、「忙しいから無理」と断られがちです。しかし、「貴社の生産管理の責任者様にお繋ぎいただけませんか?」という依頼であれば、社長は「判断」をするだけで済みます。 

添削結果を反映したプロンプト&メッセージ

添削結果を反映したプロンプト

# 役割
B2B営業のプロとして、製造業の「代表取締役(社長・経営層)」に向けたアポ打診メールを作成してください。

# ターゲット情報(リストより入力)
* 企業URL:[URL]
* 代表者名:[氏名](※わかる場合)
* 推測される現場課題:[課題を入力]


# 商材
製造業向け・見積支援SFA(過去の図面・見積もりをAI検索し、作成を効率化するツール)

# 書き方の指示(重要:経営視点への変換)
社長は「現場の苦労」よりも「経営数値の不透明さ」を危惧しています。
以下の流れで、現場の属人化を「経営リスク」として指摘してください。

1. **現状の言語化(暗黙知の指摘)**
   「見積もりが特定のベテランの頭の中にある『経験と勘(暗黙知)』に依存しており、ブラックボックス化していないか?」と問いかける。
2. **経営リスクの具体化**
   その結果、以下のような経営課題が起きていないか指摘する。
   * 「なぜこの利益率なのか?」という根拠が説明できない。
   * 若手に任せると赤字リスクがあるため、組織が育たない。
   * 原材料高騰時の「値上げ交渉」の根拠(正当性)が示せない。
3. **解決策**
   AIによる過去図面の資産化が、「利益率の安定」と「経営判断の再現性」をもたらすと伝える。

# 制約事項(形式・マナー)
1. **宛名**:会社名は正式名称。「会社名 役職名 氏名 様」で行を分ける。
2. **トーン**:経営者に対する敬意を払った、重厚かつ丁寧なビジネスライティング。
3. **クロージング(重要)**
   社長の時間を奪わないよう、具体的な日時指定は避ける。
   「まずは製造・見積もり部門の責任者様(担当役員様)にお繋ぎいただけないでしょうか?」という「紹介依頼」の形をとる。
   ※もし社長ご自身が興味を持たれた場合の選択肢として「資料送付」も添える。
4. **表現**「~技術力を拝察いたします」など日本語に違和感がある、または定型文は使用禁止
5. **文字数**:450文字以内。

出力結果

件名:【ご相談】見積業務の「属人化」解消による、利益率の安定と技術承継について

株式会社〇〇 代表取締役社長 〇〇 様

突然のご連絡にて恐縮でございます。[自社名]の[氏名]と申します。 貴社のWebサイトを拝見し、試作から量産まで柔軟に対応される事業内容に感銘を受け、ご連絡いたしました。

個別受注生産において、適正な見積算出が特定のベテラン社員の「経験と勘」に依存し、ブラックボックス化していないでしょうか。

この状態は、若手への技術承継を阻むだけでなく、原価高騰時の価格転嫁の根拠が不明確になり、経営数値(利益率)の安定を脅かすリスクとなります。

弊社のAIツールは、過去の図面・見積データを「会社の資産」として形式知化し、誰でも根拠ある算出を可能にすることで、経営判断の再現性を高めます。

つきましては、本件に関心をお持ちいただけそうな、製造・見積部門の責任者様(または担当役員様)にお繋ぎいただけないでしょうか。 もし社長ご自身で詳細をご確認いただける場合は、資料送付も承ります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

パターン2:対「部長・管理者」へのアプローチ

▼使用するプロンプト

# 役割
B2B営業のプロとして、製造業の「工場長(部門責任者)」に向けたアポ打診メールを作成してください。

# ターゲット情報(リストより入力)
* 企業名:[企業名]
* 企業URL:[URL]
* 推測される現場課題:[課題を入力]


# 商材
製造業向け・見積支援SFA(過去の図面・見積もりをAI検索し、作成を効率化するツール)

# 書き方の指示(重要)
工場長は「現場のミス」や「部下の管理」を気にします。
[根拠]にある特注品対応の大変さに触れつつ、以下の要素を盛り込んでください。
1. **リスク回避**:過去図面の検索により、「計算ミス」や「赤字受注」を防げる点。
2. **導入の安心感**:既存の生産管理システムを変えずに連携できる点。

# 制約事項(形式・マナー)
1. **宛名**:役職指定で記載(例:〇〇株式会社 製造部門責任者様)。
2. **クロージング**:デモ画面を見ることを打診。
   – 具体的な日程候補を3つ提示。
   – 代替案として「事例資料の送付」を提示。
3. **文字数**:400文字以内。

出力結果

件名:【ご提案】既存システム連携による、見積ミスの防止と管理工数削減

株式会社〇〇 製造部門責任者様

突然のご連絡失礼いたします。[自社名]の[氏名]と申します。 貴社の多品種生産への対応力に拝察いたします。一方で、特注案件の見積もりは負荷が高く、計算ミスや赤字リスクの管理に課題を感じられていないでしょうか。

弊社のAIツールは、過去図面を検索し、類似実績から適正価格を瞬時に算出します。

属人化によるミスを防ぎ、部下の方々の業務負荷と管理コストを削減します。 また、現在お使いの生産管理システムは変えずに、そのまま連携が可能です。

実際の画面(デモ)を15分ほどご覧いただけないでしょうか。

■日程候補 ・2月5日(木) 10:00~ ・2月6日(金) 13:00~ ・2月9日(月) 16:00~

お時間が難しい場合は、事例資料の送付だけでも構いません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

プロの添削結果

部門責任者は、上(経営層や営業)と下(現場・若手)の「板挟み」に最も苦しんでいます。「管理工数削減」という綺麗な言葉ではなく、「あなたが責任を負わされるリスクが減りますよ」という伝え方が必要です。

また、現場責任者は「新しいシステムを入れて現場が混乱すること」を何より嫌います。「今のシステムを変えずに済む」という安心材料は、もっと前に出してハードルを下げましょう。

「対応力に拝察いたします」は誤用です。「拝察=推測すること」なので、「感銘を受けております」などに修正します。 

修正のポイント

1. 「板挟みの苦悩」を具体化する 

単に「忙しいですよね」ではなく、以下の「あるある」を指摘して「わかってくれている」と思わせます。

  • 営業からは「もっと安く、早く」と急かされる。
  • 若手に任せたいが、見積ミス(赤字)が怖くて結局自分でチェックしている。
  • その「ダブルチェックの時間」すら惜しい。

2. 「導入の面倒くささ」を払拭する 

「SFA導入」=「現場の入力作業が増える」と警戒されます。 「新しいことを覚える必要はない」「今あるデータ(資産)を勝手にAIが探してくれる」という「楽さ」を強調します。

添削結果を反映したプロンプト&メッセージ

添削結果を反映したプロンプト

# 役割
B2B営業のプロとして、製造業の「工場長(製造部門責任者)」に向けたアポ打診メールを作成してください。

# ターゲット情報(リストより入力)
* 企業名:[企業名]
* 企業URL:[URL]
* 推測される現場課題:[課題を入力]


# 商材
同上(製造業向け・見積支援SFA)

# 書き方の指示(重要:板挟みの解消)
工場長や製造部長は、「営業からの無理な依頼」と「現場のリスク」の板挟みになっています。
以下の流れで、その「責任の重さ」に寄り添ってください。

1. **板挟みの共感**:
   多品種・短納期案件において、「営業からの早急な見積もり依頼」と「若手の見積もりミス(赤字リスク)」の板挟みになっていないか、丁寧な言葉で課題を代弁する。

2. **導入ハードルの払拭(重要)**:
   新しいシステムに入れ替えるのではなく、「今の生産管理システムや図面データはそのまま活かせる」ことを強調する。
3. **解決策**:
   過去の図面資産を活用し、「誰がやっても赤字にならない見積もり根拠」を作ることで、承認工数を減らす提案をする。

# 制約事項(形式・マナー)
1. **宛名**:役職指定で記載(例:〇〇株式会社 製造部門責任者様)。
2. **トーン**:現場の責任者に敬意を払った、実務的かつ丁寧なトーン。
3. **クロージング**:
   「今のシステムとどう連携できるか、実際の画面をWebで**ご覧いただけないでしょうか**」と打診。
   具体的な日程候補を3つ提示。
4. **文字数**:450文字以内。

出力結果

件名:【ご提案】既存図面の活用による、見積承認工数の削減と赤字リスク回避

株式会社〇〇 製造部門責任者様

突然のご連絡失礼いたします。[自社名]の[氏名]と申します。

多品種・短納期案件への対応において、営業部門からの「早急な見積依頼」と、若手担当者の経験不足による「赤字リスク」の板挟みとなり、検図や承認業務に多大な神経を使われているのではないかと拝察いたします。

弊社のAIツールは、現在お使いの生産管理システムや図面データを「そのまま」活用し、過去の類似実績から「誰がやっても赤字にならない見積根拠」を瞬時に算出します。

大規模なシステム入れ替えの必要なく、今ある資産を活かして属人化を解消し、責任者様の承認負担を大幅に軽減いたします。

貴社の既存環境とどう連携できるか、実際の画面をWebで15分ほどご覧いただけないでしょうか。

■日程候補 ・2月12日(木) 10:00~ ・2月13日(金) 14:00~ ・2月16日(月) 11:00~

何卒よろしくお願い申し上げます。

パターン3:対「現場担当者」へのアプローチ

▼使用するプロンプト

# 役割
B2B営業のプロとして、製造業の「見積もり担当者(現場)」に向けたアポ打診メールを作成してください。

# ターゲット情報(リストより入力)
* 企業名:[企業名]
* 企業URL:[URL]
* 推測される現場課題:[課題を入力]


# 商材
製造業向け・見積支援SFA(過去の図面・見積もりをAI検索し、作成を効率化するツール)

# 書き方の指示(重要)
現場担当者は「業務負荷」に悩んでいますが、面識のない相手ですので**礼儀正しさ**を最優先してください。
「会社への貢献」といった建前ではなく、現場の実情を「プロとして代弁」してください。

1. **課題の代弁**:「[現場課題]による負担が大きくないか?」と、相手の状況を言い当てる形で課題喚起する。(※「お疲れ様です」等の挨拶は不可)
2. **メリット提示**:このツールを使えば「残業が減る」「作業が楽になる」という実利を、簡潔に伝える。

# 制約事項(形式・マナー)
1. **トーン**:初めて連絡する相手に対する、礼儀正しいビジネス敬語(です・ます調)。
2. **宛名**:役割指定で記載(例:〇〇株式会社 見積もりご担当者様)。
3. **NGワード**:「お疲れ様です」「ご苦労さまです」(社内・既知向け表現のため禁止)。
4. **クロージング**:「まずはWebで画面を見るだけ」と気軽に打診。
   – 具体的な日程候補を3つ提示。
   – 代替案として「詳細資料のPDF送付」を提示。
5. **文字数**:400文字以内。

出力結果

件名:【ご提案】受注前の「展開図作成」および見積業務の工数削減について

株式会社〇〇 見積もりご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。[自社名]の[氏名]と申します。

貴社のような精密板金加工の現場において、最も頭を悩ませるのは「受注前の図面作成負荷」かと存じます。

まだ受注に至るかわからない案件のために、都度CADで展開図を作成したり、過去の類似図面を探したりする手間は、ご担当者様の業務時間を大きく圧迫しているのではないでしょうか。

弊社のAIツールは、過去の図面を「形状」で瞬時に検索し、類似実績から自動で見積もりを算出します。

「探す・描く」時間を大幅に削減し、日々の残業低減や業務負荷の軽減を確実に実現するソリューションです。

「どれくらい作業が楽になるか」を、まずはWeb画面で15分ほどご覧いただけないでしょうか。

■日程候補 ・2月5日(木) 11:00~ ・2月6日(金) 16:00~ ・2月9日(月) 13:00~

もしお時間が難しい場合は、詳細資料のPDF送付だけでも可能です。 何卒よろしくお願い申し上げます。

プロの添削結果

現状だとまだ少し「優等生」すぎます。現場担当者が抱えているのは、「どうせ失注するかもしれない案件のために、なぜここまで時間をかけなきゃいけないんだ?」という、徒労感(ムカつき・諦め・疲弊)です。

また、実務としては「図面をイチから描く」こと以上に、「客先から来た図面を見て、過去の類似案件を探し出す(でも見つからない)」という時間が一番のストレスです。

会社への貢献なんて建前はどうでもいい。「あなたの残業が減る」「面倒な作業がなくなる」という個人のメリット(実利)に振り切って、感情に訴えかけましょう。

修正のポイント

1. 「徒労感」を代弁する 「忙しいですよね」ではなく、「受注になるかわからない案件の見積もりほど、やる気が削がれるものはないですよね」という本音に踏み込みます。

2. 「会社」ではなく「自分」のメリット 現場担当者にとって「利益率向上」や「DX」は他人事です。

  • Before: 業務効率化を実現します。
  • After: 「探さなくていい」「悩まなくていい」。それで早く帰れるようになります。

添削結果を反映したプロンプト&メッセージ

添削結果を反映したプロンプト

# 役割
B2B営業のプロとして、製造業の「見積もり担当者(現場)」に向けたアポ打診メールを作成してください。

# ターゲット情報(リストより入力)
* 企業名:[企業名]
* 企業URL:[URL]
* 推測される現場課題:[課題を入力]

# 商材
製造業向け・見積支援SFA(過去の図面・見積もりをAI検索し、作成を効率化するツール)

# 書き方の指示(重要:現場の「徒労感」への共感)
現場担当者は、相見積もり等による「受注確度の低い案件」の処理に疲弊しています。
きれいな言葉ではなく、以下の「現場の本音」を礼儀正しい敬語で代弁し、共感を得てください。

1. **徒労感の代弁**
   「どうせ失注するかもしれない案件のために、展開図を描いたり、過去図面を探したりして、時間だけが溶けていく」という、報われにくい作業のつらさを指摘する。
2. **解決策(感情的メリット)**
   機能自慢ではなく、「まずは描かなくていい」「まずは探さなくていい」状態を作ることで、精神的な負担と残業を減らすことが目的だと伝える。

# 制約事項(形式・マナー)
1. **トーン**:面識のない相手への礼儀正しいビジネス敬語(です・ます調)。
2. **宛名**:役割指定(例:〇〇株式会社 見積もりご担当者様)。
3. **NGワード**:「お疲れ様です」「ご苦労さまです」(社内・既知向け表現のため禁止)。
4. **クロージング**:「まずはWebで画面を見るだけ」と気軽に打診。
   – 具体的な日程候補を3つ提示。
   – 代替案として「詳細資料のPDF送付」を提示。
5. **文字数**:400文字以内。

出力結果

件名:【ご提案】受注前の「図面作成」と「徒労感」をなくすために

株式会社〇〇 見積もりご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。[自社名]の[氏名]と申します。

日々の見積業務において、まだ受注が決まっていない案件のために、時間をかけてCADで展開図を描いたり、過去の類似図面を探し回ることに、やるせない思いを抱かれることはないでしょうか。

「苦労して準備しても、失注すればその時間はすべて無駄になってしまう」という精神的な負担は、現場にとって計り知れないものと拝察いたします。

弊社のAIツールは、過去図面を「形状」で瞬時に検索し、類似実績から自動算出します。

まずは描かなくていい」「探さなくていい」環境を作ることで、報われない作業時間をなくし、皆様の残業と精神的な負担を減らすためのソリューションです。

実際の画面をWebで15分ほどご覧いただけないでしょうか。

■日程候補 ・2月9日(月) 11:00~ ・2月10日(火) 16:00~ ・2月12日(木) 13:00~

もしお時間が難しい場合は、詳細資料のPDF送付だけでも可能です。 何卒よろしくお願い申し上げます。

ご覧の通り、AI×プロの視点でメールの質は劇的に向上します。しかし、AIはあくまで「道具」です。 AI任せにせず、意図してアポを取りに行くための「営業ロジック」をこちらで公開しています。

【保存版】コピペで使える「役職別・刺さるキーワード」早見表

プロンプトの「# 制約事項」などに以下のキーワードを含めるだけで、ターゲットの心に響く文面が自動生成されます。ターゲットの役職に合わせて、コピー&ペーストしてご活用ください。

ターゲット(役職)重視する視点プロンプトに
含めたいKW
NGワード
社長・経営層投資対効果・リスク・利益率改善 / ROI(投資対効果)
・資産化 / 脱・属人化
・事業承継 / 経営リスク回避
・機能説明 / スペック
・操作性 / 使いやすさ
・安さ / 割引アピール
部長・管理者管理効率・責任・管理工数の削減 / 見える化
・業務の標準化 / 再現性
・教育コスト削減 / リソース最適化
・フロー刷新 / 現状否定
・ゼロベース / スクラッチ
・意識変革 / マインドセット

現場担当者実務負荷・共感・入力の自動化 / コピペで完了
・残業ゼロ / 二度手間の解消
・ストレスフリー / 直感的操作
・経営貢献 / 全社利益
・データ活用 / 分析
・将来への投資 / 成長

まとめ

本記事では、AIを活用して「社長」「部長」「担当者」それぞれに刺さる営業メールを作成する方法を解説しました。

同じ企業へのアプローチでも、相手の役職(DMU)によって「響く言葉」と「嫌われる言葉」は180度異なります。この視点を持ち、AIを「ただの文章作成ツール」から「最強の営業アシスタント」として使いこなすことが、アポイント獲得率を最大化させる鍵となります。

しかし、AIプロンプトを使いこなすだけでは、真の営業課題は解決しません。 重要なのは、「一部の優秀な社員だけでなく、チーム全員がこのレベルのアプローチを実践できる仕組み」を作ることです。

私たちCLF PARTNERS株式会社は、単なるノウハウの提供にとどまりません。 「クライアントファースト」を掲げ、累計350社・3,000人以上の営業パーソンを支援してきた実績をもとに、「人とAIの融合」による営業成果の最大化をご支援します。
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この記事の監修者

CLF PARTNERS株式会社
代表取締役社長 松下 和誉

大学卒業後、大手総合系コンサルティングファームに入社。最年少で営業マネジャーに就任。中小企業から大手企業まで幅広くコンサルティング業務を実施。また、文部科学省からの依頼を受け、再生機構と共に地方の学校再生業務にも従事。 その後、米Digital Equipment Corporation(現ヒューレットパッカード)の教育部門がスピンアウトした世界9ヵ国展開企業のJAPAN営業部長代行として国内の最高売上に貢献。 現在は関連会社12社の経営参画と支援を中心に、グループの軸となるCLF PARTNERS㈱ではVC出資ベンチャー企業、大企業の新規事業の支援に従事
公式Xアカウント:https://x.com/clf_km


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